お口の健康トピックス

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1年の計は元旦にあり(バイ菌もタワマンブーム?)
2025/01/08(水)
みなさん明けましておめでとうございます。
今年は穏やかに始まり、よい年を迎えられたと喜んでおります。
「1年の計は元旦にあり」今年も私はお正月休みに当院のスローガンを決めました。それは「ありがとうが集まる歯科医院」です。
患者さん、従業員から感謝されるように私自身精一杯患者さんに寄り添う診療を目指していこうと思っておりますので今年もおくむら歯科をよろしくお願い申し上げます。
さて今月の資料ですが、虫歯や歯周病の原因は細菌であり、それはプラークであるという言葉は皆さんもう知っていると思います。そのプラークに新しいプラークと古いプラークがあるのはご存じでしょうか?
STAGE1からSTAGE4まであります。

【STAGE1】
歯の表面に唾液成分(ペリクル)の付着
【STAGE2】
そのペリクルと親和性のある細菌の付着して新しいプラーク形成
【STAGE3】
その新しいプラークの上に悪玉の細菌が付着
【STAGE4】
悪玉の層が重なり強い病原性をもつバイオフィルムの形成
どうですか。あたかも平屋1戸建てからアパート、マンション、タワーマンションのように大きく強固に変化していきます。
タワマンまでくると日頃のブラッシングではなかなか除去は大変ですし、強い病原性を持つバイオフィルムにより歯周病は進行していきます。
プラーク除去も1年の計は元旦にありで、最初が肝心ですね。

STAGE3になる前に、徹底して悪玉菌を除菌コントロールしたいものです。
おくむら歯科では新しいプラーク、厚くなった病原性の高いプラークが、赤と青で色分けて染まる染色液を使用して患者さんにブラッシング指導を行っております。
口腔内の除菌を確実に行うような最新の装置も新しく導入いたしましたので、ぜひ楽しみにご来院<ださい。