お口の健康トピックス
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食器を分けるよりも大切なことって?
2024/05/20(月)
虫歯はいったいどこから感染するのでしょう?
虫歯菌はプカプカ空気中に浮かんではいません。
これまでは虫歯予防の観点から、親子で食器を分けることが良いとされてきました。しかし研究が進み、最近の研究からは生後4か月で母親の口腔細菌が既に感染していることが確認されています。
つまり食器の共有は離乳食が始まる5~6か月頃ですが、それ以前に口腔細菌に感染していることになるのです。
日々のスキンシップで、すでに子供は親の唾液に接触・感染しているのですね。
だから食器の共有を気にする必要はありません。
家族から子供たちへの虫歯菌の感染を防ぐには、おじいちゃんやおばあちゃん、親、兄弟家族ぐるみでかかりつけ歯医者に通院し、虫歯・歯周病治療を行い口腔内の除菌をしてみてはいかがでしょうか?
もちろん家庭での生活習慣である砂糖の摂取制限、仕上げ磨きの励行・フッ化物の有効活用は忘れずにお願いいたします。